【就活弱者へ】就活後半(秋・冬)の就活はココがキツイ!!!【春・夏との違い】
この記事に初めて着手した2020年の1月頃
内定なし夫は秋冬の採用面接を受けていました。
選考をうけた体験であった
就活後半の、「夏までとは違うな」という点
それらについて書いてみます!!
結論をいえば
秋・冬は、「厳しい」です。
(内定なし夫のような就活弱者には特に)
今回の記事がおすすめな人
@NNTのまま夏を終えてしまった人
@夏の就活に集中したい人
@就活に向けて対策したい人
@就活の危機感がない人
@内定なし夫の苦しみを見たい人
★春・夏と比べて就活はどう変わるか
募集企業が激減
就活エージェントのキャリタスを運営する会社でもある
株式会社ディスコは就職活動に関する調査を行っているみたいです。
2019年2月調査時点で予定されていた20卒の採用活動では
90%以上の企業が7月以前に選考を開始
同じく90%以上の企業が7月までに内定・内々定を出し始める
予定だったとのこと。
それを踏まえて10月に行われた調査結果で
採用活動を終了した企業は約60%だったようです。
内定辞退者が増えたためでは、という意見も見られたようです。
なし夫が思い返すと、夏以降の募集企業について
マイナビ、リクナビに表示される企業は大手が減り、中小が凄く増えます
大手でも「ただ記載が残ってるだけで募集は終了してる」
というページも多く残っているので安心はできません。
また、大規模な合同説明会などの数も減り
そもそも就職活動の機会自体が減ります
就活する人の変化(内定報告など)
これは当然のことですが、周りの人たちに内定が出ます。
同じく調査を引用するようですが、
2019年8月時点での調査では
内定率が88%、就活終了者が80%ほどだったそうです。
当然周囲の人たちでも
内定がある/ないでわかれるようになります。
就活が終わった人はあとは卒論や研究をしながら
学生生活を謳歌するだけです。
また、翌年度卒業予定者の就職活動も増えます。
就活準備イベントも盛んですし、インターンシップも多く実施
大学の後輩も就活の話を始めます。
冬の終わりなんて
私が内定出てないのに後輩はもう内々定が出ていました。
学内でスーツを着ている人もいますが
大体同じ顔です(大学の就職課や学内イベントで顔を見る)
ちなみに21卒はどうなの?
いま記事を更新するなら、新型コロナの話題は避けられません。
というわけで同じく調査を見てみました。
2020年6月時点の調査では
21卒内定率は64%(20卒6月は約71%)
就活終了は約35%(20卒6月は約44%)
どちらも減少していることは確かみたいですね。
要因としては
今年の採用を取りやめた企業がある。
選考の全体的な遅れがある。
対面での選考ができない、あるいは遅れているため
IT企業を中心としたオンライン選考の結果が早く出ているかもしれませんね。
「まだ本命の結果が出てない」という方も多いようです
まとめ
・夏終わりまでに選考は減る(少なくとも心から行きたいと思う企業は)
・就活生は減るし周囲も内定ある/なしで分かれる
・21卒就活状況(6月時点)では新型コロナの影響が出ている(悪い方)
まあ素直な話
6月時点で就活アンケートに答える人間なんて余裕のあるやつだけだよ
とか思いますが、それを差し引いても減少は確からしいですね。
続いて、私の経験から
「じゃあどんなところがしんどいの?」ということをお伝えします
どんな就活でも共通すると思うので是非対策してください。
★面接がしんどい!!
面接の雰囲気が変わる
面接ですが
夏までと夏明けでは雰囲気が露骨に変わります。
就活生(特にNNT)にとって辛いものになると感じます。
夏までの就活では企業にとって就活生はお客さんです
優秀な人材を確保するためにも企業は躍起になっています。
しかし、夏が過ぎると企業は大方の採用が終了
その後の就活生は「とってもとらなくてもいい」相手になります
これまで優しく和やかだった面接官は
静かな時間やちょっとのため息、「ダメだな」という雰囲気を
あまり隠さなくなります。
夏前と比べて気分よく面接がこなせる、ということは少なくなるかも。
ただ、変わるのはどうしようもないことなので
そんなところに圧されても仕方ありません。
ですので具体例を踏まえて心構えだけでもしておきましょう。
1.けん制「これまでどのくらい選考受けてるの?」
私がよく聞いたのはこういったやり取りです。
「これまでどのくらい選考受けてきたの?」
「もう内定出た企業があったりする?」
NNTだと少しずつフラストレーションが溜まるやりとりです。
面接官側からしたらちょっとしたアイスブレイクくらいにしか思っていませんが、
彼らの頭にNNTの存在はいません。
内定ひとつくらいはあるだろう、の気概で投げかけられます。
私は夏明けには50社以上受けていて、内定もありませんでした。
その旨を告げるたびに
「あ~~そうなんだ……はは……」
みたいな苦笑と引いた視線を浴びせられることは増えました。
それだけ夏前に内定が出てるのは当たり前だったんですね。
ちなみに、このやり取りとセットで投げられるのは
「面接はどのくらい受けてきたの?」です。
私のようにたくさん受けて、たくさん落ちた人には
「そんなに受けてきたなら面接なんてお手の物だ(慣れたもんだ)」
と続きます。
内定出てないって言ってるのにね、嫌味か?
ただ夏と比べてこうした嫌味っぽい発言も増えていました。
留学していたなど理由がある人でしたらは歓迎されるでしょうが
単純に就活しててNNTの人は肩身が狭い思いを覚悟したほうがいいでしょう。
ただし、嘘をつくのはいけません。
自分が苦しくなるだけです。
2.これまではしていなかった否定が増える
就活生がお客さんではなくなった企業にとって
色目を使う必要はありません。
なので
夏までだったらしなかった否定をしてくるようになります。
面接官の話に
「でも~」
「だけど~」
という口調が増えます。
よく面接で挙がる「○○について考えを話してください」という話題
「あ~そういう風に考えてるのねえ」とか
「私はそうは思いませんけどね」とか
これまでニコニコ顔で聞かれてた話題は通じなくなります。
(ここまで露骨なのは少ないですけどね)
就活生にもメリットがあります。
まず本命の企業の選考が終了していてほとんどが滑り止めみたいなものなので
面接にも客観的・冷静に臨めるようになります。
また面接を通してフィードバックが肌で感じられます。
どうせ本命なんて残っていないんですから気負わず行きましょう
また、面接官と自分の意見が違ったときももう聞いちゃいましょう
「どんなところが違うと感じられましたか」? とか
聞かなかったら微妙な空気でしんみりするだけですが
聞くことで盛り上がることもあります(面接官も自分の話聞かれるの好きなので)
質問内容はこう変わる(絶対聞かれる)
面接の質問内容も変化します。
志望群に落ちてしまい、視野を広げる時期ですので
春から夏明けまでずっと同じ方針で就活する人は少ないです。
それを面接官も知っているので
「これまで、そして現在どんな軸で就活していますか?」
「これまで受けてきた企業はどんなところですか?」
のように変化を指摘するような質問が増えます。
あと確実に聞かれるのは
「こんな時期(秋、冬)まで就活を続けている理由はなんだと思いますか?」
自分の客観視や、考え方などを問われる質問です。
こうした夏前に見られない質問も出てきますので
答えを用意しておきましょう。
まとめ
企業側から就活生への目線、
面接の雰囲気、質問内容も変わってきます。
夏までの選考からの変化に適応して行きましょう。
就活生としても本命に落ちてやる気が起きない時期ではあります。
でも内定はほしいので、もし秋以降の面接を闘って行くとするなら
面接を通じて就活をアップグレードしていくようこころがけましょう。
他にも、こんなところがしんどい!
季節ごとの気候がしんどい!
夏の就活は暑い。大変。
しかし夏を越えた後も季節は味方してくれません。
秋:残暑
夏が終わったとはいえ、まだまだ秋は暑いです。
加えてクールビズ期間が終わり、ジャケットが必須
寒暖差についても注意
冬:寒さ
寒さが敵です
そして寒さ対策にコートやマフラーを用意すると手荷物になり
雨が降った日にはわずらわしさがこの上ありません。
雪による電車の遅れなど、イレギュラーにも備えないといけませんね
あと、朝起きるのが一番しんどくなります、田舎民は特に注意。
それぞれの季節では風邪に注意するのは共通です。
それに、日が落ちて暗くなるのが早くなるため
遅い時間の帰路は憂鬱度が高いです。
卒論などの学生生活
夏が終わってから、いやでもやらなきゃ行けないのは
卒業論文(研究)です
私も卒論があったので
秋の頃合からは1日中、国立国会図書館にいた日もありました
学問以外にも
飲み会やサークル活動
友人達との旅行(ボクは友達少ないので旅行ありませんでした)
など、学生生活はやることが山積みです。
我慢してると「友達が心配してるんじゃないか」と考えてしまい
下手したら友人の目が怖くなります。
時間がある方はでていたほうがいいと思います
学門をサボるようなことはないようにしましょう。
お金も就活×学生生活で飛んで行くため
憂鬱になったり、アルバイトで休みが潰れたり
充分な蓄えをしていないと健康的な学生生活を送れません。
★精神的に苦しくなってくる
周囲は内定が出ているのに自分は出ていない……
就活の話題が出てくると胸がドキッとする
NNTの時期が長くなると
自分を責めたり、他人と比較して落ち込んだりします。
また、家族や周囲の目や会話が気になったりもして精神的に病みます。
私がいよいよだな、と感じたのは
第1志望群の秋選考に通った友人を妬ましく思ったとき、です。
「自分は就活敗北者だ」
と苦しくて仕方なくなりました。
今後の就活にどう立ち向かうのか
就活の範囲を広げる
まずは
就活の範囲(選考を受ける企業の範囲)を拡げてみましょう
とにかくなんでもいいから内定がほしい!という方は
就活エージェントに登録してみるのもひとつの手ですね。
企業の紹介はもちろん、選考での優遇を受けられる場合があります。
またこれは通年でいえることですが、
リクナビ・マイナビだけで全ての企業が見られるわけではありません。
大規模な広告は打てないけど、求人は募集する。といった企業も多くありますので
あさがくなど他の媒体を探してみるのもよいかもしれません。
なるべく機会は逃さない
次に、機会を逃さずに行動することです。
そのために常に選考情報を調査しておくなど行動が大切です。
大規模な合同説明会などは減って行きますが
エージェントによる大学で実施される企業紹介などはあります。
(結局はエージェントに登録して面談だなんだ受けることになりますが)
またニッチなものですとアニメ業界には
「CGスタッフ限定」での合同説明会なんかも実施されていますが
分野を絞ったものは周囲のレベルもそれに特化している場合が多いです。
しかし、普通の就活生でも顔を出せる選考があることも確かです。
小規模な選考はあまり目にとまらないですが、狙ってみるとよいかもしれません。
秋はギリギリ内定を出す企業がまだ多い時期ですが、
そのなかでも納得内定を獲得するためにはそれなりに力を入れる必要があります。
逃した企業の二次募集・秋採用にチャレンジ
企業のなかには、夏~秋にかけて2次募集をかけるところもあります。
ほとんどの場合、「春受けた方はNG」ということが多いので
書類を出し忘れた、春夏は事情で就活をしていなかった
前半では受けなかったが受けてみたい
という方は是非探してみるとよいでしょう。
探し方としては
就活アプリなどのメディア、企業のホームページなどがメインと思われます。
情報を見落とさないように注意しましょう。
自分の周囲(同期)に話を聞く
21卒の場合はコロナの就活が話題ですが
コロナの就活について一番知ってるのはやってる21卒
であってエージェントでもましてや私でもありません。
現場の声を聞くには友人など周囲の人をたよるのが
共感や体験談を聞くのに最も有意義です。
「内定が出てるやつに聞くの恥ずかしい……」なんて言わずに聞きましょう
友人にはあなたを敵に思う理由もアドバイスしない義理もありません。
きっと味方になってくれます。
エージェントや就職課は
面接の小手先テクニックやESの書き方とかで行き詰ったときくらいでいいです。
面接では個性を問われる場面がきますが、
彼らのアドバイスで得られるのはそこに行くまでの無難なフォーマットだけです。
苦しくなったら相談・休憩・焦らない
私は就活に失敗しました。
その要因のひとつに「自分ひとりで抱え込む癖」がありました。
就活鬱になって
企業の前まで行ったのに面接を受けずに帰る
一日のうちご飯以外ベッドから出ない(風呂も入りませんでした)
そんなことをやった翌日や夜には後悔や胸の苦しさで泣いていました
就活はそんな風にやっちゃダメだから
駄目になったりふさぎ込んだりしたら
家族でも友人でも恋人でも教授でもいいので相談しましょう
むしろもう私でもいいです、そのときはツイッターにDMでもおくってください
辛くなったら休憩しましょう
辛くなってまですることじゃないから
辛いままやってたら通るもんも通りません
焦ってるのがわかったら
頭を空っぽにするとか、就活から一日くらい頭を離しましょう
そのあとに手帳でも見返してやればいいんです。
総まとめ
まとめはこんな感じ
就活の変化
・募集企業の減少
・就活生も減る(周囲にも内定がある/ないで分かれはじめる)
面接の変化
・就活生をお客さんとして扱う雰囲気はなくなる
・就活状況(軸など)のこれまでと現在を問われる質問が増える
他にも
・季節など環境の変化
・精神的な苦しさが募る
といった変化が増えてきます。そんな就活を戦い抜くには
・それぞれの対策を用意しておくこと
・自身の就活も業界を広げるなどの変化をすること
が要求されてきます。
辛い時間も増えてくるとは思いますが、
なにか困ったり苦しくなったら周囲を頼ったり休憩したりしましょう。
月並みですが、目指せ内定獲得!!
頑張ってください!!!