20卒NNT(無い内定)ブログ

370日、100社以上受けて2社しか内定がなかった二浪私文のゆとり。そのワケ、発信します。現在ニート1年7か月(就職活動はじめます)。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています(と書いてありますが現状Amazonの商品を張った記事はない…はず…。)。

正しい「"恋""愛"」アニメ映画、『空の青さを知る人よ』を観ましたか?

 

 

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みなさん、お世話になってます!

内定なし夫です!!

 

 

前回クズを曝したところあれですが、

図太く趣味記事をやりたいと思います!

 

本日の記事のテーマは

今おすすめアニメ映画

『空の青さを知る人よ』

の魅力を紹介したいと思います!!

 

 

 

 

※途中、新海誠監督の

 『君の名は。』『天気の子』

 について触れますが、作品の説明はしません。

 

 ネタバレは極力しないようにしていますが、

 もしかするとネタバレになる部分があるかも

 

 

 是非劇場へ行ってみてください!

 

 

 

今回紹介するおすすめな点は

真摯に「"恋"と"愛"」を描いた作品

という点です!

 

 

 

 

 

「恋愛」の「恋」と「愛」

 

 

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恋について

 

皆さんは「恋」と聞くと

どんな印象をうけるでしょう?

 

「甘酸っぱい」? 「青春」?

 

その印象に正解はありません。

 

人の感性は他人が推し量れる

ものではないからです。

 

しかし、「恋とは何を指すものですか?」

と聞かれれば答えは限られます

 

 

 

 

そのひとつが「形式」です。

 

男性がどのようなアプローチをして

女性がどう応じるだろう。

 

想いにひとつの決着がつくまでの

行動であったり、過程です。

 

それが俗に「恋」と呼ばれるもののひとつです。

 

 

 

 

愛について

 

さて、「恋」と「愛」を区別して記述するように

このふたつは別のものを指します。

 

「恋」が

物事の形式だといったのに対し

 

「愛」とは「気持ち」です。

 

そのなかでも特に

「欲望を伴う感情」です。

 

あの人のことが好き。

ということばにも、

「自分の物にしたい」

「他の人に負けたくない」

 

私利私欲、汚い感情

それが根底にあるものが

「愛」です。

 (誰にでもあるものです。)

 

 

「恋」という形式は

「愛」を成就させるためにあります

 

しかし、「恋」に抱く印象

 (「甘酸っぱい」「青春」「綺麗」)

などから伺えるように、

 

「恋」は「愛」のように

汚くありません。

むしろ汚さを押し隠している

ようにも感じられます。

 

 

 

君の名は。』と『天気の子』

 

さて、ここでは新海誠監督の作品

君の名は。』と『天気の子』で

「恋」「愛」の差を考えます

 

事前にお伝えしたように

この2作品については説明をしません。

是非この2作品も観てみてください。

 

 

さて、それぞれを分類すると

 

 

主人公とヒロインの想いを

一連の出来事という形式で表現した

(作中の事件を用いて2人の

 「愛」が成就、奇蹟を起こす

 

綺麗な「恋」を描いた

君の名は。

 

 

主人公とヒロインの想いが

一連の出来事という形式では揺ぎ無い

 (作中事件をなんとかしたり

  奇蹟は起きないが「愛」がある

 

強い「愛」を描いた

『天気の子』

 

 

という分け方ができます。

 

ちなみに内定なし夫は

新海監督を

「恋」を描くことに特化した監督

だと思っていたため、

 

『天気の子』を観たとき

「やったな新海誠!!」

と思いました。

 

 

 

 

 

『空の青さを知る人よ』

 

ここでは上での考えを踏まえ、

 

『空の青さを知る人よ』

「"恋""愛"」映画として成立する要素

 

を紹介したいと思います。

 

 

 

「愛」を支える脚本:岡田麿里

 

 

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この作品の「愛」の部分を支えるのは

脚本の岡田麿里さんの力があると思います。

 

その作家性の魅力を

今回は2つ、メインに上げたいと思います。

 

それは

1.リアリティとファンタジー

 

岡田麿里さんの特徴である

「現実とファンタジーの混在」です。

 

岡田麿里さんは

 

「現実的なテーマをファンタジー世界に取り入れる」

 (『さよならの朝に約束の花をかざろう

   のマキアとエリアル、レイリアとメドメル)

であったり、

 

「作中の現実的な部分にファンタジーを導入する」

 (『あの花』のめんま

  『ここさけ』のエッグベネディクト

 

 

ことを行える方です。

『空の青さを知る人よ』では

 

「本来存在するはずのない"しんの"が

 存在している」

 

という状況にリアリティをもたせています。

 

 

 

2.欲望

 

岡田麿里さんについて言われること

「汚い女を描くことが得意」

だということです。

 

それは間違いないと思いますが、

ボクとしては

 

「リアリティをもった欲望」

を描ける作家さんだと感じます。

 

『空の青さを知る人よ』では

それぞれのキャラクターが何を考えているのか

 

単純に「恋」に走るのではなく、

欲望を描くこと

「愛」の要素を醸しています。

 

 

 

 

 

「恋」を支える監督:長井龍雪

 

 

 

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さて、このままでは作品が

「愛」の方向に振られてしまいます。

 

しかし、そこを「恋」の体裁に保っているのは

ひとえに長井監督の力量でしょう。

 

実際に目の当たりにしてほしいのですが

画面のもつリアリティ(観客を納得させる力)

が大変強い作品でした。

 

 (「恋」を描く手法には

  新海誠監督にも通じる部分がありますね)

 

汚いはずのものを綺麗に描く

ぐるぐるした青春を甘酸っぱく描く

 

彼が「愛」を「恋愛」へと昇華させている

といっても過言ではないと思います。

 

 

 

まとめ

 

 

観てほしい。

この一言につきます。

 

まあ

もうそろそろ

上映終了してしまうんですけど

 (まだ1ヶ月なのにね

  入れ変わりが激しいですね)

 

この作品はあまり注目されていません。

 

しかし、

単純に「甘酸っぱい」と表現できない

「恋愛」を大変魅力的に描けている。

 

他の作品とはまた違った特徴を持った作品です。

 

もしお時間が合ったりした際には

是非観てみてください!

 

 

以上、

趣味記事になると

つらつら書いてしまう。

内定なし夫でした!