20卒NNT(無い内定)ブログ

370日、100社以上受けて2社しか内定がなかった二浪私文のゆとり。そのワケ、発信します。現在ニート1年7か月(就職活動はじめます)。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています(と書いてありますが現状Amazonの商品を張った記事はない…はず…。)。

始まった大学と高畑勲展

 

お世話になっております

無い内定大学4年 内定なし夫です。

 

なんていうのは就活だけだ!!

 

 

土・日はほとんど就活がありませんね

 

「気楽だなー」とか

「休めるー」とか思いますけど

 

実際のところ

全体の就活はほぼ終わっているので

休日に行われていた

合同説明会などがなくなっただけ

なんですよね。

 

 

 

とはいえ今日は休日を謳歌したいと思うので、

 

就活以外の話題について記事にしたいと思います!!

(就活のワードとか出るけど気にしないでください

 というよりめっちゃ出てくる)

 

 

 

 

 

 

 

 

大学、始まる

始まる、というか

 

もう始まってる!!

 

すでに単位はほとんど取り終わっていて

あとは卒論を書いて終わり、という状態ですが

 

春夏卒論ノータッチ

 

これからは卒論と就活を並行していくようですね

あーしんど

 

 

ただいいことも勿論あります

 

大学の友人に会える

っていうことは楽しいし

研究も自分の好きなことをしている

ので苦になりません。

 

 

周囲の子たちには第1志望だったり

他にもいい所からの内定が出ているそうで

就活を終えている人がほとんど

嬉しい限りです。

(ボクは浪人しているので

 周りの子は年下、お父さん目線かな?)

自分の心配をしろ(心のお父さん)

 

 

ただ春頃にもなんとなく

「一番就活遅いのボクだろうな」

と感じていたので、

 

人の気がかりとか「なんとなく」

当たるのかも知れませんね。

 

まあ大学も始まり楽しいことも増えました

 

これからの生活も

「就活をする」生活ではなく

「学生」「個人」としての生活

を生きていきたいですね。

 

 

 

 

 

高畑勲

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さて、さっそくですがひとつ楽しみを

 

東京国立近代美術館で行われている

高畑勲に行ってきました!!

 

その感想を簡単に書きたいと思います。

 

 

高畑勲とは

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スタジオジブリ公式サイトより http://www.ghibli.jp/images/takahata2.jpg

皆さんは"高畑勲"という名前を聞いて

どんな人物かわかりますか?

 

日本を代表するアニメ会社スタジオジブリ

宮崎駿監督と肩を並べていたほどの

アニメ業界の巨匠でした。

 

スタジオジブリについては

宮崎駿鈴木敏夫のお二方とともに

設立から携わっています。

 

代表作としては

火垂るの墓平成狸合戦ぽんぽこ

などはボクなんかでも見る機会はありますし

かぐや姫の物語も大変有名でしょう

 

(赤字については後の項目でご説明

 『ぽんぽこ』好きです)

 

作品だけでなく、

アニメの制作にあたり功績を残した

革新的な方ということも有名ですね

 

 

そんな高畑勲監督は残念ながら昨年に亡くなり

高畑勲展は彼を回顧する趣向で行われています。

 

 

 

 

見所

中はほとんどが撮影禁止のため、

ざっくりとした感じで申し訳ないですが

個人的な見所を書きたいと思います。

 

 

先ほども述べたとおり、

展覧会は高畑監督を回顧する趣向

作品を過去から辿っていきます。

 

 

入ってすぐの壁一面を用いた年表

アニメ史世界での出来事

そして高畑監督の歴史が一望でき、

展覧会の趣向を感じ取れるでしょう。

 

「あの作品ってこんなに前なんだ」

「この作品が先(一緒)なんだ」

 

といった声が漏れ出たが聞こえるほどです。

 

 

 

 

 

奥に進んでいけば

 

 

彼の手がけた作品の制作資料

作成した演出ノートなど

普段見られない、非公開だったもの

 

 

 

が多々ありますし、照らし合わせることで都度

作品についてはっとさせられる部分があるでしょう。

 

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アルプスの少女ハイジ』の舞台でもある山小屋

ここは中の展示で唯一写真撮影が可能です。

 

なぜハイジの山小屋が?

その理由は是非考えてみるか高畑勲展へ!

 

 

 

さて、見所満載の高畑勲ですが

そのなかでも個人的に特に面白かった点

二点紹介したいと思います。

 

 

 

感想1.『火垂るの墓』から『かぐや姫の物語

さて、先ほど赤色で記したこの2作品ですが

みなさんは観たことありますか?

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火垂るの墓

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かぐや姫の物語

観てない方は予告編だけでもチェックしてみると

展示に対して興味が湧くかもしれません。

 

両作品を比較してみると

皆さんが感じるのは「映像の差」だと思います。

 

どちらが綺麗、などは個人の差がありますが

客観的に観て

画面の中の情報量

が圧倒的に違います。

 

 

火垂るの墓』では

情報の密度を高め、写実的なリアリズム

を用いているのに対し

 

かぐや姫の物語』では

ラフのような線を残したり、背景を描ききらなかったり

情報量を制限して表現しています。

 

 

高畑監督はインタビューで

 人の想像力を映像が制限するのではなく

 作品を人の想像力に委ねる

といった趣旨の発言をしています

 

 

それでは、

 

高畑監督はどのように差の表現を試みたのか

これらの表現方法になった所以は?

 

高畑監督が影響を受けた作品・作家の資料とともに

それを知ることができます。

 

 

 

 

 

感想2.アニメ制作を変えた高畑勲

高畑監督は作家として表現者として

評価されていることは周知の事実ですが

 

アニメを制作するにあたり

革新的な変化をもたらしてきた人物でもあります。

 

いくつか例を紹介しましょう。

 

 

 

ひとつは作品を制作するにあたり

画面構成(レイアウト)

という工程を導入しました。

 

 

それまでは絵コンテから直接

背景や原画を起こしていたのに対し

 

レイアウトは作画に入るよりも前

絵コンテから完成画面を想像し

シーンの設計図として書き起こす作業です。

 

導入した作品はアルプスの少女ハイジ

レイアウトを描いたのは宮崎駿だそうです

 

レイアウトは現代では一般的な工程ですね

 

 

 

 

もうひとつは高畑監督が作品現場で用いたとされる

スタッフのストレス管理です

 

制作に際し事前に

スタッフの労力など制作現場のおかれる状況を

シーン毎に考えておき

それを工程表として残していたそうです。

 

あくまで高畑監督のものは製作現場のものですが

 

君の名は。』や『天気の子』でも知られる

新海誠監督が

作品を観ている間、視聴者に起こる感情の揺れ動き

を図示しているところに似ているかもしれません。

 

高畑監督は才能だけではなく

頭を使った作品制作が特長なのかもしれませんね

 

 

 

 

 

最後に

長い記事でしたが見ていただいてありがとうございます。

 

今回は高畑勲展について書きましたが、

 

この高畑勲展……

 

 

明日(10/6)終了です!!

 

 

もっと早く記事にすればよかったのになあ……

もし暇があるならば行ってみて下さいね。

 

ちなみにボクは3時間くらいいました

(閉館時間を考えなければもっと入れたましたね)