20卒NNT(無い内定)ブログ

370日、100社以上受けて2社しか内定がなかった二浪私文のゆとり。そのワケ、発信します。現在ニート1年7か月(就職活動はじめます)。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています(と書いてありますが現状Amazonの商品を張った記事はない…はず…。)。

エンタメ志望就活生が問う、集英社の「少年の心」発言は正当か?

 

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皆さん、お世話になってます!

内定なし夫です!!

 

突然ですが、先日ある話題が

SNSを騒がせました(主にエンタメ分野)

その話題はというのがこちら

 

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画像は拾い物です



現在、どうやらアカウントが削除(非公開?)

になっているため

当該ツイートを見ることはかないません。

 

そのため、当時のことについては知らず

お話しすることはできません。

 

ですので今回は

ネット上のキャプションなどから

文脈を読み取る(記述内容をメインにする)

ことで

 

エンタメ志望者の一人として、

当該発言や、集英社の発言に

アプローチしてみたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

今回扱う内容

今回扱う発言内容は

 

「少年の心がわかる人」

週刊少年ジャンプホモソーシャルを描く」

 

の二点が中心です。

 

ボクは男性ですし

識者でもないので

公平な判断というには難しいですが

自分なりに考えてみます。

 

 

 

 

 

あまり関係しない部分

当該ツイートが削除された理由

 

このツイートですが

現在閲覧不可の状態です。

 (インターネット上にスクリーンショット*

  が残っているためそれを利用します。

  *スクリーンショット……スマートフォンやPCの画面を

               画像として保存したもの   )

 

非公開となった理由ですが

集英社の令和元年における学内セミナー

 は11月5日が初日だったらしい」

という指摘を受けたためと考えられます。

 

真偽はわからないですし、

嘘でも誠でも

今回の記事にはあまり関係しません。

 

 

アカウント主が腐女子*であること

 (*腐女子……主に男性の同性愛を嗜好する

         女性オタクに宛てられる呼び名)

 

今回扱うのは集英社の発

それに関連する事項であり、

ツイートを行った方が

腐女子だろうとフェミニストだろうと

あまり関係ありません。

 

 

 

 

 

 

「少年の心がわかる人」

発言内容を考える

ツイート内容では

 

Q.女性でも週刊少年ジャンプの編集者になれますか?

A.前例が無いわけではありませんが、

 少年の心をもっていなければ

 

という順序があります。

 

ここで注意しなければないのは

編集者の条件として明示されたのは

「少年の心をもっている」ことだけ

という点です。

 

 

「ジャンプ」に女性差別はあるのか?

 

ジャンプは作家主義的な制作が伝統です

 (以下の記事で少し触れています。)

naite-zero20.hatenablog.com

 

ですので勿論女性作家の活躍があります

D.Gray-man』の星野桂先生は代表的ですし

 

性別を公開していないが、

女性だとウワサになっている

『ハイキュー』の古舘春一先生

鬼滅の刃』の吾峠呼世晴先生

の二作品は

「女性かどうか関係なく

 週刊少年ジャンプの看板クラス」

です。

 

「女性はジャンプ無理」

というわけではなさそうですね。

 

 

 

ツイートに対する集英社のコメント

・そのような発言があったのか

・ジャンプ編集者の採用は男女の性差を考慮しているか

といった問い合わせに対し

集英社が回答を出しているそうです。

 (ハフポスト日本版)

 

弊社ではいくつかの大学で企業説明会に参加しており、その中でジャンプの女性編集者について下記のように回答しております。

「過去に前例がないわけではありません。“少年ジャンプ+”に女性が配属されていますし、ヤングジャンプなどで女性の編集者が配属されたこともあります。女性ファッション誌の編集部であれば、性別関係なく女性のおしゃれ心を理解できることが必要ですし、少年マンガであれば少年の心がわかることが大切でしょう」。

また新卒社員については部署ごとの選考ではなく、会社全体として適切な人数を採用し、入社後に、それぞれの適性に応じて配属を行っております。なお上記発言について日時と大学名については回答を差し控えさせていただいております。

 

 

以上がその全文らしく、

ここから判断がつくことは

「少年の心」という発言はあった。

性差に関して特別に気を配っているわけではいなさそう

 

ということですね。

 

 

 

 

 

週刊少年ジャンプホモソーシャルを描くのか?」

ホモソーシャルとは?

ホモソーシャルとは(wikipedia

 

ホモソーシャル とは、恋愛または性的な意味を持たない、同性間の結びつきや関係性を意味する社会学の用語。友情や師弟関係、メンターシップ、その他がこれに該当する。

2人以上の人間が結ぶ関係は、ホモソーシャルヘテロソーシャル、バイソーシャルのいずれかでありうる。

 

ということみたいです。

 

 

 

ジャンプはホモソーシャルを描きます

 

ジャンプの3大要素というのは知っていますか?

 

ジャンプに掲載されている少年漫画の共通項のことです。

全面的にとは言いませんが、

その流れは今にも踏襲されているでしょう。

 

その三大要素は

「友情・努力・勝利」

です。

 

ホモソーシャルを定義上の意味で捉えれば

「友情」の部分で社会学的なコミュニケーション

は勿論描かれているべきでしょう。

 

 

ホモソーシャルを描く」と読んだとき

ラブなエッセンスである

勘違いはしないよう気をつけましょう。

 

 

 

また、「ホモソーシャル

というのを「男性社会/少年マンガ的」

と考えることもできます。

 

しかし、それはあくまでも

 

「ジャンプ」という雑誌が

どの層をターゲットにしているか、

どのようなブランディングなのか、

 

という話です。

 

下は『バクマン。』からの引用です

 (主人公達漫画家が

  ファンレターを送った読者層を調査

   「自分たちは女性人気が高いので

    そこをターゲットにして作品をつくる」

  と試みたのを編集者に止められます      )

 

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このブランディングの観点は

何もジャンプに限った話ではなく

ファッション雑誌(モデルのタイプ)

など幅広い分野に広がっているものでしょう。

 

 

 

「女湯のぞき」はホモソーシャルの強要!?

 

ジェンダー研究の知識はありません。

 

ホモソーシャルとはあくまでも

二人の他者関係性であり

「同性」で「恋愛や下心のない」ものです。

 

女性を男性らしく扱う(合ってるのだろうか)

ことをホモソーシャルの強要というのなら

「女湯のぞき」の意義を見失っているといえます。

 

「女湯のぞき」は

「女性を欲望している」ことの表象であり

多くの場面はそれが「成就しないこと」

体裁を保ちます。

 (女性の神聖性、女性優位)

 

「成就はしないが男性同士の仲がよくなる」

そのギミックとして女性の優位

が扱われることを指して「強要」というなら

まあわからなくは無いと感じます。

 

 

ボクとしてはジェンダー研究の身でも

なんでもありませんし

わからないまま手を出すのはちょっと怖いですが

 

 

ことマンガ作品において

「女性への欲望」を表象させなければ

ホモソーシャルが為しえない

(恋愛性がないことを証明できない)

わけではないと思います。

 

少年マンガのヒロインは以前より

「男性主人公が奮闘し

 奇蹟を起こす理由」

でした。

 (『宇宙戦艦ヤマト』『明日のジョー』)

 

それがいつの間にか

「男性キャラはヒロインにセクハラしなければ

 同性愛なのが確定してしまう」

といったような認識/主張に変わり

広まってしまっている

 

そのように感じます。

 

まとめ(考えや疑問)

集英社に概ね同意

 

ボクは集英社の発言は

別におかしくないと思います。

 

 

性差がまったく存在しない

ということはありません

 (そんな場面を見たことがありません)

 

が、

 

「女性だとジャンプ編集になれない」

ともいわれていません

 

男性であろうと少年の心を持ってない方は

勿論採用されませんでしょう

 

何に落胆する理由も無いと感じます。

 

むしろ

「少年の心をもった女性」

は少年漫画を作れて

しかも女性の観点を入れられる

ので強いのでは?

 

 

 

 

行き過ぎた主義の危険性

 

今回の事例では

「女性だと編集者になれない」

という考えが基盤になっていたと感じます。

 

加えて

「女性らしさをジャンプに入れたい」

という欲望があるように読めました

(これはあくまでボクの感想)

 

フェミニズムを非難するつもりもありません
(性差に関する議論はたくさんあります)

 

しかし、行過ぎた主義主張は

 

もともと行われていた区別

(それぞれが過ごしやすいようにしていること

 今回で言えば「ジャンプ」のブランディング

までも超越しようと暴走してしまう

 

その可能性があるのかなと感じましたし、

ボクとしても気をつけたいですね

 

 

 

 

結局のところ

現代は

「作品が世に溢れている時代」です。

 

 

「自分にあった作品を

 個人で探し、楽しめる」時代

ともいえます。

 

 

 

 

自分の好きな作品を

好きなだけ楽しむことが

求められているんじゃないでしょうか。

 (これについては少し記事になりそうですね)

 

 

 

以上、内定なし夫でした!!!