20卒NNT(無い内定)ブログ

370日、100社以上受けて2社しか内定がなかった二浪私文のゆとり。そのワケ、発信します。現在ニート1年7か月(就職活動はじめます)。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています(と書いてありますが現状Amazonの商品を張った記事はない…はず…。)。

NNT(無い内定)と"異世界転生"の悪しき親和性

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皆さん、お世話になっております!

内定なし夫です!!

 

さて、本日は趣味記事の中でも

少しだけ趣向を変え、

 

異世界転生」無い内定

を結びつけてみたいと思います!

 

 

 

 

 

 

異世界転生」は何故ジャンルとなったのか

異世界転生」とは?

 

 

異世界転生」ということばに

馴染みがない方も多いと思います。

 

 

 

異世界転生」というのは……

 現代日本に生きる主人公

 なんらかの理由で命を落とす(現世を離れる)

 ことで、別の世界(ファンタジーなど)

 にて生まれ変わり、生活する。といった

 ライトノベルやネット小説における1ジャンルです。

 (主に、異世界で主人公は

  超常の力を使いこなし、活躍します。)

 

 

 

 

作品の物語性などを批判されることも多いですが

今回メインで取り上げる要素

 

「一般人の主人公」

現代日本から別の世界へ移動」

「移動した先で活躍(強者である)」

 

といった点です。

 

 

 

リアルの時代背景/作品背景(近現代)

 

さて、現在ボクたちが暮らしている

世間を考えてみましょう。

 

起こっているのは

「個人の数値化」あるいは

個人をはっきりさせる運動

と言ってもいいでしょう。

 

今の世の中は、

物事を整理している時代です。

科学や技術によって

物事や事象の数値などを明確にしています。

 

また、「情報化社会」といわれるように

膨大なデータが世の中にあり、

ボクたちもスマホやPCといった端末を用い

データにアクセスすることができます。

 

身長体重、偏差値……そういった数値にあわせ

「偏差値が高いと○○」「お金がある人は○○」

というように数字と一緒に人物像などを明確にし、

自分と比較させることが可能になってます

 

こういった

他者や自分の輪郭がはっきりした時代

こそが異世界転生」を生んだともいえます。

 

 

 

 

人々の不満を癒す役割

 

 

異世界転生」というジャンルは

そうした時代に生きる人々の鬱憤を晴らす

癒し手としての役割を担っているでしょう。

 

 

現代日本から別の世界へ」

というのは象徴的ですね。

 

また

「別の世界では抜きん出た実力がある」点は

 

現代日本では評価されない魅力が

 自分には備わっている」

という願望の顕れでしょう。

 

 

 

異世界転生」とは、

 

輪郭がはっきりすることでわかった、

「他者と比較して劣っている自分」から

解放されたい思いが作り上げたといえます。

 

 

 

 

 

 

無い内定と「異世界転生」

NNT(無い内定)とは

NNT(無い内定とは……

 就職活動において成績の振るわないもの、

 というよりも内定が本当に出ない人のこと

 内定なし夫。

 夏が過ぎてもこの状態だと結構ピンチ。

 

まさに、現代日本で評価されない」人です。

(他人と比べて劣っている点がある

 もともと自分の進路は就職ではない

     など様々な理由はあります)

 

そしてそれがストレスにもつながっている

場合が多いです。

 

 

 

無い内定と「異世界転生」の親和性

 

「NNT(無い内定)」はまさに、

「普通」の人(四大を卒業する人)であるのに

現代日本でダメな輪郭を自覚している」

鬱屈した存在です。

 

また、内定なし夫は

「ボクには人には無い能力がある

 ただ人事に評価されていないだけ」

 

などと大変厚顔無恥というか

かなり「別の世界では活躍」

したいそうです。

 

無い内定」と「異世界転生」の親和性は

かなり高いと思われます。

 

なので「異世界転生」に対して

読者としては癒される場面も多いでしょう。

 

また、これらの点は

異世界転生」から取り上げた

要素を孕んでいるため、

主人公にもなりうるといって良い。

 

しかし、

無い内定」は「異世界転生」の

主人公として不適格なのです。

 

 

 

 

 

無い内定と「異世界転生」は反発する

 

 

なぜ無い内定の人は主人公になれないのか

それは、「普通の人ではないから」です。

 

夏を過ぎると就活生のうち

8割方内定を獲得しています。

 

つまり、

内定を獲得していない人は

普通じゃなく劣っているように見えるんです。

 

となると

「普通の主人公が」という

異世界転生の要素」が満たされないため

ジャンル作品としての違和感をぬぐえません。

 

なので、「無い内定」は主人公たりえず

異世界転生」と反発してしまいます。

 

 

 

 

 

 

まとめ

親和性は高いが、組み合わせられない

 

無い内定

 

 

現代日本で劣っているように見える」

 

「あくまでも評価されていないだけで

 異なる一般とは異なる領域では

 活躍できる」(と思い込んでいる)

 

 

 

二点では「異世界転生」と親和性が高いですが、

「主人公が普通(一般的である)」

という点で「異世界転生」に充分ではない

ということが考えられます。

 

作品の役割は「逃避」ではなく「癒し」

 

エンタメ作品というのは

「受け手を癒すもの」です。

 

実際の生活を豊かにするものであり、

 

「自分にはこんな力があると思い込む」

異世界が存在して、そちらに行きたいと思う」

などの「逃避」に使用するものではありません。

 

異世界転生」も

現代の人々を「癒す」ために生まれたジャンルでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

何が言いたいのかボクもわかりませんが

とりあえず就活しないとなあ……。

 

 

以上、内定なし夫でした!