10月、内定0だった私が就活で直したところ~面接編~
10月まで内定がなかった私は、就活エージェントや大学の先輩/同期などをたより、就活でのあれこれを修正し始めました。
前回はエントリーシートを修正して書類選考で落ちる回数をぐっと減らしたので、今回は面接について書いていきたいと思います。
前回のES編は5000文字超えという長いものでしたが、今回の面接編は半分くらいで読めます。
↓エントリーシート編はこちら↓
面接についてですが、効果はあったと思います。1次面接しかり、最終面接でも好感触なもの、実際に通過したものが増えました。
この記事がおすすめな人
@就職活動を控えている人
@就活生
@面接をどうやればいいかわからない人
@面接が突破できなくて悩んでいる人
@10月まで内定が出ていない私
面接の準備
面接の準備は大切です。でも、やりすぎはいけません。
事前に用意できるところは用意する
ぶっちゃけ面接なんか行き当たりばったりでいけるっしょ、面接官は人間を見てるんだからアドリブの人間力で何とかなるよ。なんて思っていた内定なし夫
なりません。
なので事前に用意できるところは用意するようにしました。
具体的には 自己紹介・自己PR、志望動機、ガクチカ(学生の頃に力を入れたこととそこから学んだこと)、研究内容 などですね。
このあたりはそもそも面接のとっかかり、基礎的な部分で、緊張をほぐしたり無難に話せるかどうかを確認する程度のいわば面接の助走です。エントリーシートに書いてあるものと同様の内容を話せばいいだけです。
そのため、ここでどもったり話に詰まったりする場合はマイナスの印象となります。
・あれ? ESに書いてあることと言ってる事ちがくない?
・志望動機や自己紹介みたいな基本的なところができないのはちょっとなぁ…
みたいなことを思われないためにも、落ち着いて話しましょう。そのためにもESに書いてある内容、とくに志望動機や自己紹介などの面接の基礎的な箇所は話す内容も変わらないため事前に練習、準備していくとよいです。
細かいケースは用意/想定しない
もうひとつ気をつけないといけないことがあります。それは準備のしすぎです。
内定なし夫のような学生にやりがちなことは、聞かれるかどうかもわからない場面を想像してあれこれ考えて準備してしまうことです。
もし○○を聞かれたら、こう答えよう。
ここを聞かれたときのために答えを用意しよう。
そんな準備はしていかない方がよいです。起こりうるリスクと理由をお伝えします。
細かい部分を用意していくと起こってしまうことが2つあります。
・考え出すとキリがないのに、不安になってしまう。
ESに○○って書いたから××って聞かれるかも、××に答えたら□□って聞かれるかも……細かいところを考え出すとキリがなく、準備は永遠に終わりません。永遠に終わらないものにあれこれ悩んで寝る前や行きの電車内で不安になってしまいます。
不安いっぱいで面接に望んでも大体いい結果は得られません、不安解消のためにも考えすぎはやめましょう。
・用意していないところを聞かれたときに思考停止
準備をしすぎると、準備していないところの対応ができなくなります。頭の中は準備した内容でいっぱいだからです。受け答えをしているときにもグルグル回っています。
そんなときに全然考えていた内容が飛び込んでくるとビックリして頭の中が吹っ飛びます。
そんなこと聞かれると思ってなかった、どうしよう準備してない、やっちまった! そんな失敗しちゃったような感覚が支配して頭がうまく回らず、まともな受け答えができないなんてことがあります。ぼくだけですか?そんなわけないですよね…?
思考停止を避けるために、基礎的なところ以外は自分が答えられるだけでいいから何でも来い、とドンと構えておきましょう。
上のようなリスクに加えて、準備しないでいい理由があります。それは準備した内容は大体聞かれない、ということです。
アメリカの大学の研究によると「心配事の80%は起こらない。残りの16%も事前の準備によって回避が可能」という調査結果が挙げられています。もしかすると……と心配してせっせと準備している内容は使わないケースが8割です。
もしかすると「残りの16%にあたったらどうする!?」と思われるかもしれませんが、就活における残りの16%は準備のしようもないところかつその場で答えられる内容です。準備をしすぎ、急に用意されていないところを突かれ面くらい、頭が真っ白になって答えられない。50社以上面接を受けた経験からそういえます。
面接中
面接は、会話/応答・落ち着き・正直さ
簡潔に、余計なことは言わないQ&A
真っ先に直したのが無駄なことをペラペラ話す癖です。この癖はおそらく準備不足や緊張だったり、「たくさんのことを話したほうがいいだろう」という思い込みからくるものです。
この癖は面接官から見ると、落ち着きがなく見えたり、無駄が多く要領を得ない印象を与えてしまいます。情報量がぶわーっと多くても「うわっ、多いな」くらいにしか受け取られません。面接官は基本的な応対ができるかどうかが見たいため、情報量の多さや派手さなどは不必要です。
そこで心がけたのが、聞かれたことには簡潔に答える、です。 「はい・いいえ」で答えられるものはそうして、情報を付け加えるにしても1分以内で話せるような短いものにしました。
「二浪しているみたいだけど、大変だったんじゃない?」
・「はい、大変でした。」
・「はい、大変でした。二年目は予備校へはいかず一人で勉強していたのでモチベーションを保つことなどに苦労しました」
くらいでいいんです。どちらも大変だったという事実や、どんなところが大変だったかの付け加えしかしていません。
注意点としては会話の広げようがないように答えてしまうこと、です。面接官が次に「その大変だったのをどう乗り越えましたか?」と聞きたいんです。「二浪しているときは大変でした、けれど○○を支えに頑張りました」というのは少し悪手かもしれません。
面接官さんは面接、それも質問をするプロです。応対をしているだけで面接としての形をつくってくれます。出版社の面接でアドバイスされたのですが、話す割合は7:3くらいで面接官のほうが多いくらいでいいです。沈黙だったりも怖がらず冷静に臨みましょう。
話すペースは気持ちゆっくりで丁度いい
話すスピードやペースも意識して変更しました。具体的には遅く話すようにしました。
沈黙を悪いことと捉えてしまい慌ててしゃべることが多くありました。しかし頭に浮かんできた言葉をそのまま口に出す癖があったので、失言だったり話の道筋がそれてしまったりと悪いことばかりでした。
なので質疑応答でも話す前に頭の中である程度話を整理できるよう、一呼吸おいたりて応対していました。
早口で話すと、相手は眠くならなかったり、話し手に理知的な印象を抱きやすいといわれます。しかし、早口での説明は内容が残りづらいです。
ゆったりとした口調で話すと、聞き手は内容の整理がしやすかったり、話し手に落ち着いている印象を抱かせやすいです。面接はスピーチと違いやり取りがあるので眠くなることもありません。なので気持ちゆっくりと話してみましょう。
アナウンサーは1分間で300文字、つまり10秒で50文字を目安にされることが多いらしいです。そちらを目安にしてもよいのでしょうか。
棒読みにはならず時々一呼吸おいたりして面接官さんたちとの会話の一部であることを意識するとなおよいでしょう。
盛るのはOK、嘘はNG、なるべく正直に
面接でのことばですが、なるべく正直に話しましょう。
「○○(業界用語だったり商品だったり)って知ってる?」なんて質問に時々会うことがありますが、聞いたことがあるなら聞いたことがある、知らないなら知らない。素直に返しましょう。
理由としては嘘は墓穴になることが多いのと、面接官からしたら正直者の方が好印象だからです。面接官は一緒に働きたいかどうかを見る人たちです。嘘をつく人と嘘をつかない人、どちらと一緒に働きたいですか? と聞かれたら選ばれるのは後者です。
「知らないっていうとそれだけでマイナスになるんじゃないですか?」と思う方も多いと思います。大丈夫です。簡単な話、話し方なので。
「知りません」より「不勉強で申し訳ありません、存じ上げません」
ここまでかしこまる必要もないと思いますが、相手が不快にならない「知りません」の言い方はあります。申し訳なさそうに言えばそれだけでもマイナスは少なくなります。
面接官が簡単にでも教えてくれればお礼を言ったり、教えてくれなくても「帰りに調べてみようと思います」なんていってみるとよいですね。
まとめ
面接は準備が大切、けれどしすぎはNG。
面接中は簡潔に、落ち着いて、正直に、会話のように応対する。
以上、そこそこ長くなった面接編でした。
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