【就活生向け】持ち駒が全滅した時の増やし方と注意点
持ち駒が全滅するのは別に珍しいことではないです。就活で100社落ちた私ですが、就活の選考は偏りやすいです、6月入る頃にはスケジュールスッカスカというのもおかしくありません。
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@就活生
持ち駒が全滅する理由
持ち駒が全滅する、減ってしまうことは多くの就活生が経験することです。その理由もたくさんありますので、中からいくつかご紹介します。
4~5月の選考がドカンとある
3月くらいに行われる大規模な説明会を皮切りに、就活はいきなり激化します。多くの企業で選考開始は4~5月には書類が終わり、一次面接や二次面接が行われます。内定がもう出ているなんてことも普通です。
しかし、その勢いがずっと続くわけではありません。5月中旬頃から落ち着き始め、求人やESの提出、選考の数は減ります。
なかなか納得のいく求人が見つけられなかったり、そもそも春の就活で忙しさに追われてスケジュールやほかの企業を気にする余裕がなかったり、など就活の機会そのものが減ってしまうのが理由のひとつです。
視野が狭まっている
大手思考などと言われるように、大手企業や人気企業ばかり受けてしまう人も内定が全滅します。私もそうで、業界研究・企業研究をせず名前を知っている企業ばかり受けていました。
大手や人気企業ばかり見ているとスケジュールは見かけ上たくさん埋まっているけれど、実際は受かる可能性が低いところばかり、落ちまくっているうちに梅雨が来るということも大いにありえます。
大手の選考の影に、たくさんの優良中小企業の選考も進んでいます。そうした企業を見落としていて、気づけば納得できる求人が見当たらなくなっています。就活の具体的なスケジュールやビジョンができていない場合、大手企業や人気企業ばかりに目が行ってしまうので注意が必要です。
選考が上手くいっていない
そもそも選考が上手くいっていない場合。ひとつひとつの選考がおろそかになっていたりすることが原因です。春で内定が取れれば一番いいのでそれに関しては頑張ってください。
でも受かる人がいれば落ちる人もいるので、もし持ち駒が全滅してしまった際は記事を読み進めてください。
自分で探す
具体的な条件を決める(大手以外を探す)
まず大手思考や「聞いたことある企業を受ける」みたいなことはやめて就活しましょう。業界・職種に加え将来のビジョンや給与、勤務地などの条件を具体的に決めてリクルートサイトで検索してみましょう。
5月ならまだたくさんの企業が選考を開いています。まだ選べるタイミングなので冷静に求人を選択しましょう。
二次募集・通年採用を狙う
二次募集を狙ってみるのも手です。私が就活しているときの二次募集だと、エンタメ業界だとブシ〇ードのような大手企業も実施していました。
二次募集の注意点は「採用人数が0人もありえる」「一次募集に応募してた人は受けられないことが多い」「二次募集があること自体を探しづらい」点です。それらに注意して、行きたい業界や企業で一次に応募しそびれたところがある際は、HPなどをこまめにチェックしておきましょう。
中小に通年採用している企業は結構あります。特にIT業界などは人材不足なこともあって4月から選考をはじめて夏まで~年中選考があることもザラです。ただし通年採用を実施している企業はピンキリ、というよりもどちらかというと就活生的に微妙だなという企業も多いのでよく考えましょう。
エージェントや就職課で探す
就活エージェントや大学の就職課などを利用するのもよいでしょう、その場合のメリットをお伝えします。
自分の目に留まらなかった企業も見つけられる
エージェントは自分の希望した条件を渡したら、それに近い求人を持ってきてくれます。10件くらい持ってきてくれます。
エージェントと自分の希望が完全に合致することはないので、実際に受けようと思うのは10件中2件くらいです。しかし合致していない分、自分の検索条件をやや広げた条件を持ってきてもらえるので、視野の外側にあった求人を見つけられます。
内定が出る持ち駒を探せる
就活エージェントの「人気な大手企業の非公開求人!」とかありますがそんなものは大体ありません。エージェント経由で就活生を募る企業は、そもそも人材不足だったり、媒体に出しても埋もれてしまうような企業がほとんどです。
なんとか人材を確保したい企業の求人がいっぱいなので、エージェント経由だと書類選考や1次面接をパスなど"内定が出やすい持ち駒"を獲得できる場合が多いです。
夏以降はエージェントに内定がほしい就活生が集まるので、そうした枠についても埋まりやすいので注意です。
企業の取引先で探す
志望業界に近い業種が見つかる
意外と盲点なのが"第一志望の取引先"です。例えば映画一本とっても、映画そのものをつくる制作会社、配給会社、パッケージの製作会社、広告会社、タレント、出資会社といった多くの企業が携わっています。
そうした企業について調べてみると「聞いたこともないけど色々な作品に関わっている企業」などが発見できますし、なにより志望業界に近い業種の求人を発見できます。
なしをが実践していた例
実際に私がやってみた例です
・企業のHPに載っている主な取引先の企業を調べる
・映画やアニメのエンドロールに載っている企業を調べる
・説明会で配られた企業パンフレットの取引先を調べる
もともとアニメに関わりたいと思って探していました。はじめのうちは制作会社ばかりに目が行っていました。
しかしよくよく見てみると広告の中にも特にアニメに関わっている企業や、エンタメ企業の物流は子会社で行っているところ、アニメや映画のパッケージを製作している会社、という風に様々な企業を発見できました。
実践したのが夏過ぎだったためほとんどが閉め切られてましたが、秋選考に食い込めたりもしました。5月ならばまだまだクローズしていない企業も多いので実践してみてください
注意点とコツ
理想的な選考ペースは週に2~3社
選考ペースはひとりひとり異なると思いますが、目安として週に2~3社ほどの選考があるとよいと思います。
メリットとしては
・疲れない
・不安になりづらい
・ひとつひとつの選考に専念できる
・追加で受けたい企業ができても入れられる
もちろんこの目安以上に受けたい企業がある場合は入れてもいいです、私の先輩は1日2社が3日連続みたいな感じで入れて4社内定出してました。
「やりたい」と「できる」は違う
これは就活全体の話にもなりますが、「やりたいこと」と「できること」は分けて考えられるとよいです。
やりたい気持ちだけで就活する場合、知識や技術、経験などが他の就活生と比べられ見劣りしてしまいます。また、気持ちだけで就職できても0から仕事を叩き込む根性がいるため疲れて結果的に仕事を辞めることになる場合もあります(私は「どうせなら座り仕事がいい」というだけの気持ちでITに行きましたが合わずにうつになりました。)
妥協してみる
妥協点をひとつ探すだけで受けられる企業は大きく増えます。企業なんて小さいのから大きいのまで溢れかえるほどありますから。なので例えば
・通勤時間を30分以内→45分以内にしてみる
・給与を月1万円下げてみる
・職種にこだわらない(同業界の制作じゃなく営業も視野に入れる)
・特にやりたくもないけど「できるから受ける」
みたいなことをしてみるのも良い手だと思います。あくまで妥協なので、自分が折れたくない部分はそのままにしておきましょう。